Arduino PD443X ライブラリ

OSRAM の IC 内蔵 LED 表示器 (Intelligent Display) PD243x/PD353x/PD443x の Arduino 向けライブラリです．

初出 2013-05-07
最終更新 2013-05-10

ダウンロード

PD443X.zip (2013-05-07)

クラス PD443X リファレンス

PD443X(const uint8_t pRST, const uint8_t pCE0, const uint8_t pWR,
const uint8_t pA2, const uint8_t pA1, const uint8_t pA0,
const uint8_t pD7, const uint8_t pD6, const uint8_t pD5,
const uint8_t pD4, const uint8_t pD3, const uint8_t pD2,
const uint8_t pD1, const uint8_t pD0)

PD4435 クラスのコンストラクタ．引数として渡された番号のピンはすべて出力モードに切り替えられる．これらの引数の番号は重複してはならない．その後，表示器をリセットする．

引数

• const uint8_t pRST - 表示器の #RST 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pCE0 - 表示器の #CE0 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pWR - 表示器の #WR 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pA2 - 表示器の A2 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pA1 - 表示器の A1 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pA0 - 表示器の A0 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pD7 - 表示器の D7 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pD6 - 表示器の D6 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pD5 - 表示器の D5 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pD4 - 表示器の D4 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pD3 - 表示器の D3 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pD2 - 表示器の D2 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pD1 - 表示器の D1 端子に接続する Arduino ピン番号．
• const uint8_t pD0 - 表示器の D0 端子に接続する Arduino ピン番号．

~PD443X()

PD4435 クラスのデストラクタ．

void clear()

表示器の内容を消去する．実装上は，全桁に空白文字 (0x20) を表示している．

void clear(const uint8_t br)

表示器の内容を消去するとともに，輝度設定を行う．

引数

• const uint8_t br - 輝度設定値．

  br	説明
  0	輝度 0% (消灯)
  1	輝度 25%
  2	輝度 50%
  >= 3	輝度 100%

void setBrightness(const uint8_t br)

輝度設定を変更する．

引数

• const uint8_t br - 輝度設定値．

  br	説明
  0	輝度 0% (消灯)
  1	輝度 25%
  2	輝度 50%
  >= 3	輝度 100%

void writeChar(const int8_t pos, const uint8_t c)

表示器の指定桁位置に 1 文字書き込む．

引数

• const int8_t pos - 桁位置指定．表示器の 4 桁は左から順番に 3 .. 0 の桁位置に対応．範囲外指定時は表示されない．

  	有効桁位置
  >= 4	3	2	1	0	<= -1

• const uint8_t c - 書込文字．

void writeString(const char* str)

表示器に左詰めで指定文字列を書き込む．

引数

• const char* str - 書込文字列．NULL の時は処理がスキップされ，5 文字以上の有効文字長の場合は先頭より 4 文字のみ表示される．

void shiftLeft(const uint8_t c)

表示器の現在の表示内容を 1 桁左に移動し，最右桁に指定文字を書き込む．最左桁にあった表示は消去される．

引数

• const uint8_t c - 書込文字．

void shiftRight(const uint8_t c)

表示器の現在の表示内容を 1 桁右に移動し，最左桁に指定文字を書き込む．最右桁にあった表示は消去される．

引数

• const uint8_t c - 書込文字．

void scrollString(const char* str, const uint16_t ms)

表示器の内容を消去し，文字列を指定時刻間隔ごとに右から左へスクロール表示する．この関数は文字列長とスクロール時刻間隔に応じた実行時間を要し，文字列がすべて左側にスクロール・アウトするまで完了しない．

引数

• const char* str - 表示文字列．
• const uint16_t ms - スクロール時刻間隔 (ms)．

void writeNumber(const uint8_t pos, const uint8_t n)

表示器の指定桁位置に 1 桁の数字を書き込む．

引数

• const int8_t pos - 桁位置指定．表示器の 4 桁は左から順番に 3 .. 0 の桁位置に対応．範囲外指定時は表示されない．

  	有効桁位置
  >= 4	3	2	1	0	<= -1

• const uint8_t n - 書込数字．有効値は 0 .. 9 で，範囲外の場合 '?' (0x3F) を表示する．

void writeValue(const int16_t val, const int8_t offset, const uint8_t digits,
const bool zs)

表示器の内容を消去せず，数値を指定位置および指定桁数で上書き表示する．

引数

• const int16_t n - 表示数値．n < 0 の場合は，桁数指定 digits を超えない場合に限り，最上位桁の左隣にマイナス符号 '-' (0x2D) を表示する．
• const int8_t offset - 「一の位」の表示位置．

  		有効桁位置
  …	4	3	2	1	0	-1	…

• const uint8_t digits - 最大表示桁数．これを超える n を入力した場合，上位桁は表示されない．
• const bool zs = true - ゼロ・サプレス設定．真のとき，不要な上位桁のゼロを省略する．